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粉末茶の誕生秘話!飲みやすさと健康パワーを追及!

粉末茶の誕生秘話!飲みやすさと健康パワーを追及!

「お茶といえば、急須で茶葉を蒸して淹れるもの」そのようなイメージが強い方も多いでしょう。しかし、最近では「粉末茶」という粉状のお茶の需要も増えてきています。

「茶葉を粉末にしてしまったら、風味が損なわれてしまうのではないか」
「せっかくのお茶の健康に良い成分が壊れてしまうのではないか」
と心配される方もいらっしゃると思います。
しかし、実際は粉末茶であっても、茶葉から入れたときのようなまろやかな風味、そしてカテキンなどの健康に良い成分もしっかり摂取できるものも多くあります。

弊社でも、健康パワーがたくさん摂れる粉末茶の商品を数多く開発してきました。
本記事では、お茶の新ジャンル「粉末茶」の開発秘話を紹介していきます。

1お茶の健康促進効果を信じて開発

お茶の健康促進効果を信じて開発

開発のきっかけは、なんと「高血圧」。
当時、お茶を食べると健康に良いと、多数の本が出版されていました。

そのお茶の健康効果を信じて、自分でお茶を粉末にして飲んでいました。
その光景をみて、社内のテスト機で粉末にしてみては?というアイデアがあがりました。
早速テスト加工をすると、想像以上に細かな粉末ができたため、取引先の業者に配ることに。

粉末茶の驚くべき健康効果

テスト機で作った粉末茶は、多くの人から良い評判をもらいました。
なかには「便秘が改善した」「ガンが消えた」など、びっくりするお話まで。

そこで粉末茶の健康効果を確かめるため、浜松医科大学と静岡県立大学に協力してもらい、粉末茶と抗がん剤の効果を検証してみることに。
2つの大学ではそれぞれ、実際の医療現場で使われている抗がん剤を使用しマウスで実験。

結果は、粉末茶と抗がん剤を一緒に投与したマウスと抗がん剤のみを投与したマウスで腫瘍の大きさを比較すると、前者の方が腫瘍が小さくなるということが分かりました。粉末茶は抗がん剤の効果を高めることができるということが証明されたのです。

また、粉末茶を一緒に投与すると、副作用が抑えられることも分かりました。
抗がん剤は強力な治療ではありますが、免疫力の低下や食欲低下などの副作用があり、体力が落ちてしまうことも。
それを抑えることができるのは、治療の効果はしっかり高めつつ人への悪影響は最小限にできるということです。

医療界でも、粉末茶の健康効果が注目されるきっかけになりました。

そしてお茶の健康効果を確信し、健康効果の高い粉末茶の開発、スーパーミクロン(低温・無酸化方式)製法を確立し、本格的に生産をスタート。

2005年にやぶきた茶とかぶせ茶をブレンドした「スーパーミクロン健康緑茶」を開発。
(財)日本食品分析センターに分析を依頼すると、老化や生活習慣病を予防する「抗酸化作用」を示すオーラック値が、同値が高いとされているクランベリーの18倍も含まれていることがわかりました。

健康効果が高いことが口コミで広がり、多くの人に飲まれるようになりました。

2べにふうき粉末緑茶開発秘話

べにふうき粉末緑茶開発秘話

弊社では現在、「スーパーミクロン健康緑茶」の他にも、花粉症対策に効果的な「べにふうき粉末緑茶」も販売をしています。
2000年、べにふうき茶の抗アレルギー作用が新聞で取り上げられ、話題に。
べにふうき茶の研究は、製法により抗アレルギー作用を発揮する「メチル化カテキン」が多く含まれていることがわかり、2001年より静岡県立大学や独立行政法人野菜茶業研究所(農研機構)などによって共同で進められてきました。
しかし、べにふうき茶は独特の渋みが強く飲みにくいため、なかなか商品化が進まずにいました。

そんな中、当時の農研機構理事長が浜松出身なこともあり、訪問することができました。
そして「スーパーミクロン健康緑茶1.5g入り」をペットボトルで溶かし飲んでいただき、溶け方や味わいに関してお褒めの言葉をいただきました。

「同じ製法でべにふうき茶の粉末を作って欲しい」と宿題をいただき、粉末にしてみましたが、やはり独特な茶葉であるため、微粉末にするのは難しいです。

試行錯誤を繰り返しながらやっと形にすることができ、農研機構を再訪。皆さんに飲んでいただき、「べにふうき独特の苦味や渋みがなく飲みやすい」というお言葉をいただきました。

抗アレルギー作用があるお茶として2006年に商品化

べにふうきの共同研究グループは、2005年にメチル化カテキンの研究結果について発表しています。

アレルギー患者を対象とした実験では、べにふうき茶を6ヶ月以上飲み続けた人はアレルギー症状に関わる血液中の物質が減少。抗アレルギー作用が認められました。

研究グループにはアサヒ飲料や森永製菓など大手の食品メーカーも参加しており、研究成果の発表の翌年には、べにふうき茶を使用した食品が商品化されています。

弊社では、2006年1月に「べにふうき粉末緑茶」を開発。
「お茶でアレルギー対策ができる」ということで、べにふうきは多くの人に飲まれるようになりました。

機能性表示食品に登録

べにふうき茶は、その抗アレルギー作用が花粉症に苦しむ人から評価を得て、今現在の健康ブームもあり「薬に頼りたくない」という需要から、愛飲者が増えています。

そして2021年7月、弊社の「べにふうきオーラック緑茶」は「花粉」による目鼻の不快感を軽減させるお茶として、業界で初めて機能性表示食品に登録されました。

機能性表示食品制度とは、事業者が食品の安全性と機能性に関する科学的根拠などを、販売前に消費者庁長官に届け出れば、機能性を表示することができる制度です。
(参考:消費者庁「機能性表示食品について」

つまり、弊社のべにふうき茶は食品の安全性が保証され、花粉症対策に効果があると科学的に認められている製品であるということ。

機能性表示食品となり、弊社のべにふうき茶はより多くの人に親しまれるようになりました。

3まとめ

多くの人に愛される「粉末茶」

まとめ

「自分が健康のためにしていたことが、人の役に立つかもしれない」という想いから開発が始まった粉末茶。そこに抗アレルギー作用のあるべにふうき茶が加わり、多くの方に手にとっていただけるようになりました。

さらに粉末であるという利点を活かし、べにふうき粉末を使った焼き菓子やゼリーなどの販売も始まっています。
お茶という身近なもので健康効果を得られるというのは、生活にも取り入れやすく継続しやすいと言えるでしょう。

べにふうき茶のこれからの展開にも、期待が高まりますね。

この記事を書いた人

ライターkisa@webライター

看護師8年の経験後、現在は看護師ライターとして、医療分野・美容医療・ライフスタイルなど幅広いジャンルの記事を執筆。
静岡県浜松市出身で、自身も花粉症や皮膚炎を持っている。中学生のころからなのの茶を愛飲。
資格:看護師免許・保健師免許

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