2024/04/16

粉末緑茶がネット上で危険と言われる理由は? 賢い商品選びで健康に

粉末緑茶がネット上で危険と言われる理由は? 賢い商品選びで健康に

「粉末緑茶は買ってはいけない!」「粉末緑茶は危険!」

手軽に飲めて美味しい粉末緑茶ですが、ネット上ではこのように危険と言われることもしばしば。

結論、粉末緑茶はしっかりと製品を選んで飲み方や保存方法を守れば、危険なことはありません。
機能性表示食品や自然成分100%のものを、量や保存方法を守って飲むことで安心して楽しむことが可能です。

今回は、医学的な視点からみた健康緑茶と危険と言われてしまう理由、健康を目指せる粉末緑茶の選び方を紹介していきます。
緑茶を使った健康習慣に興味のある方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。

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1粉末緑茶が危険と言われるのは過剰摂取によるもの

粉末緑茶が危険とされる理由は、大きく分けて2つあります。

・シュウ酸の過剰摂取による尿路結石のリスク
・カフェインの過剰摂取による睡眠障害や尿路結石のリスク

これらのリスクは、両方とも常識を超えた範囲での過剰摂取によって起こる症状です。
つまり、飲みすぎなければ粉末緑茶は危険なく、安全に飲めるということ。

ここでは、過剰摂取によってどのような健康被害があるか、どのくらい飲んだら過剰摂取なのかを解説していきます。

シュウ酸の過剰摂取による尿路結石のリスク
尿路結石や不眠障害も懸念されます。
緑茶には「シュウ酸」という成分が含まれており、これが体内のカルシウムと結びついてシュウ酸カルシウムとなります。

シュウ酸カルシウムが体内に蓄積すると、尿管に詰まって尿路結石や腎結石の原因となる可能性も。

とはいえ、シュウ酸は緑茶だけでなく多くの食品に含まれています。
緑茶1杯分(約2~3g)に含まれるシュウ酸の量は約30mg前後ですが、シュウ酸が多いとされるほうれん草一束(約200g)には約1,600mgのシュウ酸が含まれています。
この比較からも分かるように、粉末緑茶を飲む際にはシュウ酸の心配はそれほどありませんが、腎臓に疾患があるなど、懸念事項がある場合は控えめに摂取するようにしてくださいね。

カフェインの過剰摂取による睡眠障害のリスク
緑茶には、カフェインも含まれています。
カフェインは適度にとることで頭がすっきりするなどの効能が期待できますが、過剰摂取をすると睡眠障害や頭痛といった症状が現れます。

カフェインの過剰摂取にあたるのは、だいたい粉末緑茶20杯程度から。
製品にもよりますが、普通に飲む分には、粉末緑茶で過剰摂取になることは少ないでしょう。
また、カフェインは過剰摂取が問題視されている成分でもあるため、低カフェインの粉末緑茶も多く存在します。
心配な方は、カフェインの少ない粉末緑茶を探してみるのもおすすめです。

粉末緑茶とカフェインの関係については、「粉末緑茶の1日の摂取量は?「粉末緑茶はカフェインが多い」はウソ!」で詳しく紹介しています。
ぜひ参考にしてみてくださいね。

2粉末緑茶はメリットの方が多い!

これまではデメリットについて述べてきましたが、粉末緑茶ならではのメリットもたくさんあります。

・溶かすだけで本格的な緑茶が楽しめる手軽さ
・緑茶に含まれる健康成分を丸ごと摂取できる

通常の急須で入れる緑茶は、お湯に溶け出した成分しか摂取できませんが、粉末緑茶は緑茶の葉を粉末状に加工しているため、出涸らしが出ないため緑茶の成分をほぼ100%摂取することができます。

例えば、先ほども触れたカテキンは、急須で入れると茶葉に含まれる30%しかお茶に溶け出さないとされています。
さらに、カテキンだけでなく抗酸化作用を持つビタミンCなど、粉末緑茶は栄養を効率的に摂取できます。

日本人には馴染みの深い緑茶で、粉末緑茶は濃さの調節が自由なこともあり、急須に入れて飲むよりも過剰摂取になるリスクは高いといえます。
しかし、カテキンに含まれる健康効果は、殺菌作用や整腸作用、老化を防ぐ抗酸化作用など、体にとってメリットの大きいものばかり。

過剰摂取に気をつけて危険を避け、日常的に取り入れていくことで健康作りにも役立ちます。

3粉末緑茶の危険を避ける方法

ここまで、粉末緑茶の危険について解説をしていきました。
しかし、緑茶に含まれる健康成分「カテキン」の作用は、健康づくりには欠かせません。
ここでは、私たちの体に危険を及ぼさない飲み方や、製品の選び方を紹介していきます。

自然成分100%の商品を選ぶ
粉末緑茶は、その便利さがゆえに多くの商品があります。
その中でもおすすめなのは、「自然成分100%」の商品です。

添加物や農薬を使っていない粉末緑茶なら、他の健康被害を心配することなく美味しく楽しむことができるでしょう。

保存方法と量を守って飲む
こちらは粉末緑茶だけでなく茶葉でも同様ですが、ダニやカビが発生しないように保存をする必要があります。
特に粉末緑茶の場合は湿気に弱いので、密閉容器を使い、なるべく空気を抜いて冷蔵庫や冷凍庫で保存するのがおすすめです。
しっかりと口を閉じ、ジップロックなどを使って二重にすると良いでしょう。

また、粉末緑茶であれば個包装になっているタイプもおすすめ。
1杯分を計る必要もないので、過剰摂取の危険も少なくなりますし、保存の手間もありませんよ。

4まとめ|粉末緑茶は危険じゃない!

今回は、粉末緑茶が危険をされる理由と、危険を回避する方法を紹介しました。
粉末緑茶が危険と言われてしまうのは、過剰摂取になりやすいから。
しかし、過剰摂取とされるのは1日20杯を超えて飲むような場合であり、普通に楽しむ分には問題はないでしょう。

また、自然成分100%の製品を選ぶこと、保存方法と量を守って飲むことも大切です。
これらは、個包装タイプの粉末緑茶を選ぶことで解決できます。

なのの茶の粉末緑茶は、自然成分100%で個包装タイプも数多くご用意しています。
危険を避けて粉末緑茶で健康作りをしたい方にはぴったり。
ぜひ一度手にとっていただければ幸いです。

この記事を書いた人

ライターkisa@webライター

看護師8年の経験後、現在は看護師ライターとして、医療分野・美容医療・ライフスタイルなど幅広いジャンルの記事を執筆。
静岡県浜松市出身で、自身も花粉症や皮膚炎を持っている。中学生のころから「なのの茶」を愛飲。
資格:看護師免許・保健師免許

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