静岡茶の特徴とは?健康に良い高級緑茶の魅力を大解剖!
日本随一のお茶どころである、静岡県。
静岡県の緑茶は「静岡茶」と呼ばれ、ブランドとなっています。その歴史は古く、徳川家御用達のお茶として親しまれたことで有名になりました。
本記事では、静岡茶の魅力や特徴を、生まれも育ちも静岡の筆者が詳しく解説します。
自分で楽しむのもよし、贈り物としてもぴったりな静岡茶に、少しでも興味を持っていただければ幸いです。
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1静岡茶はなぜ有名なの?
静岡県は、緑茶の生産量日本一を誇ります。「静岡茶」は静岡県内で生産されている緑茶の総称であり、同じく静岡県内で生産されるブランド茶「掛川茶」や「川根茶」も静岡茶の一種です。
お茶屋さんでは、「静岡茶」とは呼ばず、商品に「掛川茶」や「川根茶」と書かれていることも多いため、知らないうちに静岡茶を口にしている方もいらっしゃるかもしれません。
生産量日本一ということもあり、よく目にするブランド茶は静岡茶であることも多いです。
ここでは、静岡茶がなぜ有名なのかを紹介します。
古くから緑茶の栽培が盛んに行われていた
静岡県は、古くから緑茶の栽培が盛んに行われていました。晴れの日が多い温暖な気候は緑茶の栽培に適していたため、静岡県のさまざまな地域で緑茶の栽培が行われました。
そして、静岡県には海もあれば山もあり、地域によって気候が大きく異なります。そこで昔のお茶農家の方たちは、栽培された茶葉を美味しく楽しむために、茶葉に合わせて加工法を工夫しました。
例えば、栽培されるお茶っ葉の葉肉が厚く、渋味が強くでてしまう茶葉の場合は、通常よりも蒸す時間を2~3倍にした深蒸し製法で加工して、渋味を軽減しマイルドな口当たりを実現しています。
このように、各地域でとれる茶葉の特徴を活かし、それぞれに合った製法で作られているのが静岡茶です。
長い間お茶を作り続けてきたからこそ、豊かな風味と独自の製茶技術があると言えるでしょう。
“歴史上の重要人物御用達の緑茶”としてブランドを確立
静岡茶の長い歴史の中で、静岡茶のひとつである本山茶は、徳川家御用達のお茶として親しまれていたため、ブランド茶として有名になりました。
さらに明治以降、茶畑の面積は拡大。清水港ができてからは緑茶の輸出も始まり、緑茶は国外でも親しまれるようになります。こうして、静岡県は日本一のお茶どころとなりました。
2静岡茶の特徴とは
静岡茶の1番の特徴は、地域ごとに茶葉の特性があり、その茶葉に合わせた製法で作られているという点です。
そのため、一口に静岡茶といってもさまざまな味わい、製法の緑茶があります。
ここでは、静岡茶についてさらに深掘りしていきます。
緑茶の生産に適した気候と風土
静岡県は、比較的雪の降らない温暖な気候が特徴ですが、地域によって気候に差があります。
例えば、海の近くは暖かく気候変動が少ない一方で、山間部は寒暖差が激しく霧も発生します。
温暖な気候のおかげでお茶栽培が発展しましたが、製法は地域ごとに異なります。
お茶栽培に適した環境であったことから、よりお茶の生産が発展したと言えます。
種類が豊富で異なる味わいが楽しめる
静岡茶は、県内のさまざまな地域で栽培されてきました。
そのため、気候の違いが茶葉や味にも表れています。
例えば、温暖な地域では新茶の栽培が盛んに行われています。香り高くさっぱりとした味わいが特徴的です。
寒暖差が激しい山間部などの地域では、コクのある引き締まった風味が特徴です。
また、静岡県には川がたくさん流れています。霧が発生する地域では、日照時間が短くなったり直射日光が遮られたりするため、お茶の旨みが強く感じられます。
気候と風土を生かしたお茶栽培は、静岡茶ならではの魅力と言えるでしょう。
3静岡県内のブランド茶 それぞれの特徴を紹介
静岡茶の魅力は、地域ごとに製法や味の違うお茶が楽しめることです。ここでは、静岡茶の中でも特に有名なブランド茶について、詳しく紹介していきます。
本山茶
「本山茶」は、静岡県の山間部で栽培されているお茶です。川霧が発生し、日光が当たりづらいこの地域で育ったお茶は、旨味を強く感じるのが特徴です。
徳川家康が愛飲していたとされるお茶であり、かつては徳川幕府御用達の銘茶。今でも根強い人気を誇ります。
川根茶
静岡県のちょうど真ん中あたりに位置する川根地区の山間部で生産されている「川根茶」。
高級茶として有名で、贈り物としても人気があります。
さらっとした口当たりですが、お茶本来の優しい甘みが魅力です。
掛川茶
静岡県西部の掛川市で生産されている深蒸し煎茶です。
茶葉が厚く渋みが強いのが特徴ですが、通常より約2~3倍長く蒸すこと(深蒸し製法)で渋みを軽減。
美しい濃い緑色で、深みのある香りとしっかりとしたコクが特徴です。
牧之原茶
牧之原は、静岡県の中でも有数の緑茶の産地です。しかしもともとは荒地であったため、お茶の栽培には向かない土地でした。その土地を一生懸命開墾した結果、温暖な気候も影響し今では日本を代表する「静岡牧之原茶」の生産地となっています。
古くから深蒸し製法を導入し、鮮やかな緑色と芳醇な香りとまろやかな味わいが楽しめる人気の高い緑茶です。
4静岡茶の特徴を生かした美味しい飲み方
静岡茶は、緑茶の中では高級品です。できればその風味を最大限に生かして、美味しく楽しみたいですよね。
ここでは、静岡茶の美味しさを最大限に引き出す飲み方を、2つ紹介していきます。
急須で風味を楽しむ
まずは、スタンダードに急須で楽しむ方法です。
茶葉の状態の静岡茶は、ぜひ急須で淹れている時間も楽しみましょう。
①湯冷ましをする
最初に、人数分の茶碗にお湯を注ぎます。
お茶の苦味成分であるタンニンは、お湯の温度が高いと抽出されやすくなるため、湯冷ましを行うことで、お茶の甘みを際立たせることが可能です。
②茶葉を急須に入れてお湯を注ぐ
茶葉は1人分約2g、5人分で大さじ2杯を目安にしましょう。
人数分の茶葉を急須に入れ、先ほど湯冷まししたお湯を注ぎます。
③緑他の濃さが均等になるように注ぐ
お茶を注ぐときは、濃淡の差が出ないようにまわし注ぎを行いましょう。
一度に注ぎきるのではなく、各湯呑みに少しずつ注いでいくことで、均一な濃さに調整します。
急須を振る回数を増やすことで、より濃厚な味わいを楽しむことができます。
急須で入れたお茶は、最後の一滴に美味しさが凝縮されていると言われています。お茶を注ぐ際には、最後の一滴までしっかり注ぎ切るようにしましょう。
粉末緑茶で手軽にまろやかな静岡茶を楽しむ
緑茶といえば急須ですが、出涸らしの処理や洗い物が増えるなど、デメリットもあります。「とにかく手軽に、美味しい静岡茶が飲みたい!」という方には、粉末緑茶タイプがおすすめです。
粉末緑茶は、茶葉を丸ごと粉末状に加工したもの。
お湯や水に溶かして飲むだけですが、緑茶の本格的な風味を味わうことができます。
なのの茶の粉末緑茶は、静岡茶の中でも最高級の「牧之原茶」を使用しています。また、一般的な粉末緑茶よりも細かな粒子に加工することで、渋みを軽減。テクニックいらずで、口当たりまろやかな緑茶を楽しむことが可能です。
5まとめ
本記事では、静岡茶の特徴とその魅力について解説しました。静岡茶は茶葉の特性に合わせた製法で、より美味しく香り高い風味が特徴です。
自分で楽しむのも良いですが、贈り物としても静岡茶は人気があります。
本サイトでは、静岡茶を100%使用した粉末緑茶「なのの茶」を販売しています。香り高い静岡茶を丸ごと微粉末に加工。溶かすだけで飲めるため、静岡茶の豊かな風味を手軽に楽しむことができ、お茶本来の栄養素を丸ごと体内に取り込めます。
ちなみに、なのの茶の商品「スーパーミクロン健康緑茶」は、牧之原茶を使用しています。健康に良い成分を美味しく摂れるため、人気のある商品のひとつです。
少しでも静岡茶に興味を持っていただけたら幸いです。
この記事を書いた人
ライターkisa@webライター
看護師8年の経験後、現在は看護師ライターとして、医療分野・美容医療・ライフスタイルなど幅広いジャンルの記事を執筆。
静岡県浜松市出身で、自身も花粉症や皮膚炎を持っている。中学生のころからなのの茶を愛飲。
資格:看護師免許・保健師免許