べにふうき緑茶の副作用は?妊婦さんや病気の人が飲んでも大丈夫?
抗アレルギー作用のあるべにふうき緑茶。花粉によるくしゃみや鼻水などの症状に対する効果が注目されており、お薬の代わりとして飲んでいる方もいるのだとか。
べにふうき緑茶は、薬ではありません。
あくまでお茶なので、お薬のような副作用はなく、安心して飲めるのがメリットです。
しかし、妊婦さんや持病をお持ちの方は、少し注意が必要な場合もあります。
本記事では、以下のことを解説していきます。
・べにふうき緑茶の副作用
・べにふうき緑茶を飲む際に注意が必要な場合について
ぜひ、最後までご覧ください。
1べにふうき緑茶は副作用なし!
べにふうき緑茶には、花粉のお薬によくある眠くなったりだるさを感じたりするような副作用はありません。そのため、ほとんどの方は何も気にすることなく飲むことが可能です。
べにふうき緑茶には「メチル化カテキン」と「ストリクチン」という成分が含まれており、アレルギー症状を和らげてくれる効果が期待できます。
他にもべにふうき緑茶には、お茶の成分として有名な茶カテキンも含まれており、脂肪燃焼や抗酸化作用などの健康効果も注目されています。
茶カテキンには、生活習慣病の予防や脂肪をつきにくくする作用があり、健康に気を遣っている方やダイエットの一環としてお茶を飲んでいる方もいらっしゃいますよね。
(参考:健康長寿ネット「カテキンの種類と効果と摂取量」)
べにふうき緑茶は、花粉症対策だけでなく健康効果も高いお茶として人気を集めています。
・べにふうき緑茶に含まれる「メチル化カテキン」には抗アレルギー作用がある!
べにふうき緑茶が花粉症に効果があると言われているのは、この「メチル化カテキン」の作用が関係しています。
べにふうき緑茶に含まれる「メチル化カテキン」は、機能性表示食品であり、花粉によるくしゃみや目のかゆみ、鼻水に効果があることが分かっています。
またダニによるアレルギーで、通年鼻炎の症状がある方に対しても、アレルギー症状を抑える効果があることがわかりました。
(参考:山本(前田)万里著「【総説】抗アレルギー効果のある茶葉成分」)
べにふうき緑茶は、花粉症だけでなく鼻炎にも効果があるというわけですね。
※べにふうき緑茶の効能については、こちらの記事で詳しく解説しています。
・ひどいアレルギー症状にだけ効果を発揮!
べにふうき緑茶の抗アレルギー作用に関する研究の中で、さらに注目するべき点は「ひどいアレルギーのみに効果を発揮する」という点です。
実験の中、べにふうき緑茶を飲用した方たちに、医師による問診や血液検査、尿検査、理学検査を実施したところ、有害事象は見つかりませんでした。
また、他の研究ではメチル化カテキンを長期にわたって摂取し続けたとしても、通常の免疫反応には影響がないということも明らかになっています。
(参考:農研機構「メチル化カテキン高含有緑茶のスギ花粉症状軽減効果」)
べにふうき緑茶は花粉や鼻炎などの過剰なアレルギー症状には効果を発揮しますが、通常の免疫には影響しないため、安心して飲むことができるでしょう。
2副作用がないべにふうき緑茶は、妊婦さんや病気の方でも飲める
医学的にも安全なべにふうき緑茶ですが、実は量に気をつけて飲まなければならない方もいます。それが妊婦さんや授乳中の方、持病をお持ちの方です。
ただ、このような方でもいくつかの注意点を守れば安全に飲むことができるため、花粉症や鼻炎の症状がつらい方は、ぜひべにふうき緑茶を活用してみてください。
ここでは、妊婦さんや持病をお持ちの方がべにふうき緑茶を飲む際、どのような点に注意が必要かについて解説していきます。
・べにふうき緑茶にはカフェインが含まれている!妊婦さんは飲み過ぎには注意しよう
べにふうき緑茶には、カフェインが含まれています。
妊婦さんや授乳中の方は、カフェインを控えるように言われている方も多くいらっしゃいますよね。通常は1日300mg以下に抑えるように言われている場合が多いです。
(参考:東京都福祉保健局【食品安全FAQ】)
しかし、妊婦さんはお薬も飲めない場合がほとんどなので、花粉症対策として、べにふうき緑茶でなんとか症状を抑えたいという方もいらっしゃいますよね。
例えば、当社のべにふうき粉末茶で考えてみましょう。
当社のべにふうき1gには、19mgのカフェインが含まれています。
これを先ほどの妊婦さんが摂取できるカフェインの最大量で考えてみると…
300mg ÷ 19mg = 約15.7杯
となります。おおよそ1gで1杯のべにふうき緑茶を作ることができるので、1日約15杯も飲めるという計算になります。(※当社のべにふうき粉末緑茶の場合)
普通の人でも、お茶を1日15杯飲むのは大変です。喉が渇いてたくさん飲んだとしても、制限を超えてしまうことはまずないでしょう。
ただし、医師によってカフェイン制限の目安は異なる場合があります。検診の際にべにふうき緑茶のパッケージを持っていって、医師に相談してみてくださいね。
持病をお持ちの方は医師に相談を
持病といっても人それぞれですが、特に腎臓病をお持ちの方、または透析治療を受けてらっしゃる方は、べにふうき緑茶を飲む量に注意が必要な場合があります。
お茶であるべにふうき緑茶には、カリウムも含まれています。腎臓病の方はカリウムを控える必要があるとされているので、自分が飲んでも大丈夫な量を把握しておく必要があるでしょう。
当社のべにふうき緑茶粉末だと、粉末100g当たりに含まれるカリウムは1730mgほど。
1杯当たりに換算すると、約17mgとなります。
(※当社のべにふうき粉末緑茶の場合)
対して腎臓病や透析治療をされている方のカリウムの摂取量の目安は、1日約2000mg。
こちらも、100杯ほど飲むことができる計算になりますね。
(参考:浜松医科大学「慢性腎臓病患者さんのための上手なリンとカリウムのとり方」)
ただし、製品によってカリウム量は変わるため、自分が飲んでも大丈夫な量を医師に相談してみてくださいね。
3べにふうき緑茶は副作用がないから安心して飲める!
べにふうき緑茶は、花粉症や鼻炎などのひどいアレルギー症状に効果を発揮しますが、通常の免疫には影響がなく安全に飲むことができるでしょう。
しかし、妊婦さんや授乳中の方、持病をお持ちの方は少し飲む量に注意が必要なので、医師に相談してみてくださいね。
べにふうき緑茶には副作用がなく、誰でも安全に飲むことができます。
この春の花粉症対策に、是非べにふうき緑茶を取り入れてみてくださいね。
この記事を書いた人
ライターkisa@webライター
看護師8年の経験後、現在は看護師ライターとして、医療分野・美容医療・ライフスタイルなど幅広いジャンルの記事を執筆。
静岡県浜松市出身で、自身も花粉症や皮膚炎を持っている。中学生のころからなのの茶を愛飲。
資格:看護師免許・保健師免許